2003年、当時大学4年生だった私は居酒屋で昼夜問わずにアルバイトとして働いていました。
学生として本来すべきである学業を疎かにしていた為に、4年生になっても卒業出来る単位は取得できておらず、就職活動をする友人達を横目に心の中はとても焦っていました。
将来の夢も特には無く、今、何がしたいのかも分からずに時間だけが過ぎていきました。
そんな私に人生の転機が訪れたのはその年の夏の事でした。
知人に誘われて行った上場企業の代理店事業説明会。会場にはビジネスパーソンばかりで、学生の私はどこか浮いていたように思います。
2時間ほどの説明会だったでしょうか。説明会が終わった頃には私は「社長になる!」と人生の目標が明確に出来ていたのです。
そして2003年10月に東京都板橋区にあるマンション、12畳の1ルームで起業をいたしました。
無知で無能な若者であったがゆえ、この20年間は紆余曲折、文章にはとても出来ない様々な事がありました。
それでも今日まで経営を継続出来たのは、1番は人、2番にビジネスモデルであると思っております。
ここで言う人とはお客様、お取引先様、株主様、共に働く仲間達、そして家族です。
人も会社も孤立していては生きてはいけません。互いに支え合う、高め合う、想い合う人財がいるからこそ生きていられます。
私の一番自慢できることは、全てのステークホルダーが魅力的な方々ばかりである事です。本当に感謝をしております。
当社は20年間一貫してクライアント様とエンドにおられるお客様の永続的な関係をサポートするインサイドセールス事業に取り組んで参りました。
日本国内は少子高齢化に伴い消費減少、労働力低下が進み、企業は「効率よく稼ぎたい」これをシンプルに求めているのです。
さらに近年、テレワーク化が進むなど、電話やWEB会議ツールを活用した非対面型ビジネスモデルへの転換も求められる時代になりました。
このような背景から、ITを活用した営業活動、いわゆるセールステック領域への注目が高まり、当社は自社開発のAIプロダクトを活用したUPSELL CLOUDを提供することでビジネスの拡大につなげております。
今後は、独自のAIプロダクトを活用したインサイドセールスの支援をはじめ、「声にまつわるビジネス」を軸に展開し、世界中の声が集まる企業を目指します。
当社の経営ミッションは、
「世界中の声をAIで科学する」
今後も更なるサービス強化を図りながら、経営陣、社員一同、全社一枚岩となり次なる10年、20年先を見据えて、これまで以上に事業に集中して参ります。
これからも私たち、アップセルテクノロジィーズをどうぞよろしくお願いいたします。
アップセルテクノロジィーズ株式会社
代表取締役社長CEO 高橋 良太